深呼吸ハウス　ニャンくるないさ～

大阪からの幸生さん。
こうやって見ると、とても陽気な方見えると思いますが、彼は、何年もの間、重い精神の病にかかっていて（ご本人の了解で載せてます）前から気になっていたニャンくるがなくなることを知り、いてもたってもいられなくなり、最後の時を一緒に過ごしたいと予約して下さった方です。

まさに、深呼吸ハウスの名前のとおり、ニャンくるが多くの疲れた人の憩いの場所になったのを立証するかのように、最後のゲストの方がそういう方であったのは、実に感慨深いものがありました。

着くなり、ご病気のことを色々話してくださり、私達にはわからない苦しみと戦いながらも、前向きに頑張っていらっしゃる様子にとにかく、普段どおりのニャンくるのままお迎えしました。

普段は、何ら普通の方と変わらない方で、とても優しく接してくださいました。


一緒にお好み焼きもやりましたね。
滞在中も笑顔で、「本当によかった！！来てよかった！！」と何度もおっしゃってくださいました。


宮古は大好きで何度も来てらっしゃる幸生さん。
ダイビングのライセンスもおもちで、元気に「行ってきまぁ～す」と、病気にも負けず、挑戦する気持ちが素晴らしいです。


心の病は、現代社会においては、誰にも起こりうることで、いつ誰の身にふりかかってもおかしくないと思ってます。
幸生さんは、会社のストレスによって起こったことが原因でしたが、優しくてまじめな方ほどかかる病気だと思います。
私が常に思ってる、人は人によって傷つくけど、その傷も人の中で癒されていくと。
ニャンくるでも、普通に、色んな年代、職業の人とふれあい、語り合い、病気のことも包み隠さず話され、みんな理解して共感してもらい、応援ももらい、幸生さんもいっぱいいっぱい深呼吸ができたみたいです。


ここに居る間は、不思議とほとんど発作もでず、何度も「ありがとう！」の握手とともに満面の笑顔で帰っていかれました。
最後、レンタカーの窓を開けて、「ニャンくるさ・い・こ・－」と叫ばれて、大きく手を振って帰っていってくれました。
ニャンくるが期待どおり役目を果たせたみたいで、とてもうれしかったです。
幸生さん！病気に負けずにのんびりやっていきましょう！！


最後に泊っていただき、ありがとうございました。