深呼吸ハウス　ニャンくるないさ～

福島から来られた紺野画伯。

今回の目的は絵を描くこと。

紺野先生は、自宅の東京と実家の福島にアトリエをもち、生徒さんも100人以上持っている画家さんです。

絵だけでなく、陶芸や、デザインも手がけている美術家でいらっしゃいます。


毎年、沖縄三越で個展を開いていて、その個展が終わったあと、多良間で絵を描き、そのあと宮古でも絵を描くための滞在でした。
もちろん、東京でも定期的に個展は開いてらっしゃいます。
ちょうど、うちのヘルパー文ちゃんは、美術専攻していて絵を描く女の子。
しかも、滞在中のユッキーもメッセージカードを書いたりしている女の子だったので、自分達の作品を先生に見てもらったりして、アドバイスもらったりしたよ。


先生のおうちにも21年も元気に生きている猫ちゃんがいて、猫ちゃんとの接し方も先生流のこだわりがあって、そのお話が面白かった。


先生は10泊以上されて、毎日昼は部屋にこもって集中して描いておられました。
夜になると、急遽、ニャンくるの居間は、絵画教室もどきになり、絵の好きな子達は喜んで絵を描いていましたよ。
先生は、自分の使っていた絵の具や紙をおしげもなく、若い子たちに与え、ドンドン描いてごらん！と、先生の技法の絵の具を流していく方法を教えてくださいました。
みんな、夢中で絵の面白さにはまり、時間のたつのも忘れていましたよ。





















先生は、絵を描いてるばかりでもなく、若い子たちと、伊良部に遊びにも行ったりもしましたよ。
先生としては、単に遊ぶというより、絵のための海や空を見るためでもありました。


日程も終盤に近づいたある日、突然、先生からみんな一人ひとりに絵のプレゼントが・・・
突然のプレゼントにみんな大喜び。
今回、先生は、沖縄の船、サバニが大好きで、これを描くために、来たようなものだと言われていたほどです。
そのため、今回の絵のほとんどにサバニが描かれていたのです。
一人ひとり、みんな違う絵です。


特に、ニャンくるには、額付きの絵まで下さって、早速、飾ってみました。
サバニとその前に泳いでる女の子。
これは、私ではなく、伊良部に行った時のさくらちゃんをイメージしたものらしいですよ。
この素敵な絵がニャンくるの空間をより一層、のどかなで穏やかな雰囲気にしてくれました。
先生、どうもありがとうございました。


最後の夜も、みんなで鍋かこんで（画像取り損ねたっ！！）そのあと、お絵かき大会と化したのです。











女性陣がみんな夢中になって描いているのを、上から目線でながめるケンちゃん。

なんか先生より偉そうだね。（笑）



先生はと言うと、大好きなサンシン片手に微笑みながら、優しく皆の絵を眺めていたよ。









先生は、絵のことだけでなく、人生につながる色々な深い話をしてくれたよ。
色々考えすぎて時間がたつくらいなら、まず、動け！！って。
動いていくうちに、また、次の考えが浮かんでくるから、いくら時間かけても何も始まらないとか、ね。
先生は若い子たちにとても優しく、おおらかに見守っているようなあったかさがあるんだ。
まるで、お父さんのような感じで、みんな慕っていたよ。


お父さんと言えば、まるで、本当の親子のようだった、先生と多江ちゃん。
先生にも、実際にお嬢さんがいらして、多江ちゃんの現代っ子ぶりが自分の娘にそっくりだって、とっても可愛がってもらったね。
多江ちゃんがバイトから帰ってくると、うれしそうに「のみに行くぞぉ～！」って。
なんとも微笑ましい二人でありましたよ。


先生は、有名な画家さんでありながら、全然偉ぶったところがなく、テレビや雑誌のインタビューなどの依頼が来ても、マスコミなんかに出たくないから、断ってるんだって。
先生の口癖「ほっといてほしいだよなぁぁ～、みんなに見られたくないんだ。」
名誉欲とか、名声とか、まったく欲しくない人で、好きな絵を描いて、見たい人が見てくれればそれでいいと言う人なんだ。
だからなのか、先生の絵は、宮古のきれいな海をちゃんと映しだして、とってもキラキラしていて綺麗な絵なの。
今度も、多くの人たちの目を楽しませてくれるに違いないでしょう！！
多くの事を学ばせてもらってありがとうございました。（一同より）